流通大手のロッテマートが9日から全国82店舗でフライドチキン丸1羽(約900g)分を5000W(362円)で販売するそうです。一般のチキン専門店と比べて3分の1の価格で20%ほど量が多いとのこと。商品名は “太っ腹チキン(통 큰 치킨)”。ロッテマートは緻密な需要予測に基づいて原材料を長期かつ大量一括注文することで低価格を実現した、としています。

ネチズン(韓国ネットユーザ)は “これまでのチキンが高すぎた” “やっとまともな値段で食べられる” と肯定的な反応の一方で、零細経営のフライドチキン店が大打撃を被ることへの非難も。あるITベンチャーの代表はツイッターで “99反の畑を持っている大地主が自分の土地を100反にするため、1反で生計を立てている隣人の土地を奪うようなもの” とコメント。また野党の民主労働党も “大企業が庶民経済の最後の砦まで崩そうとしている” と非難しています。

こうした非難の背景にあるのは、中途退職者が非常に多い韓国の社会事情。終身雇用が一般的でない上に近年の著しい格差拡大で多くのサラリーマンが退社を余儀なくされるなか、飲食店開業がその “最後の砦” となってる仕組みです。

http://morningnews.co.kr/article.php?aid=129185557930537007
http://www.ccdailynews.com/section/?knum=188585
http://www.mt.co.kr/view/mtview.php?type=1&no=2010120910023210583